
レア音源集
●チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番 第1楽章
2008年の冬、今は亡きマエストロ小松一彦先生が、カナダに
やってくる事となり、急遽友達という友達に声をかけてオーケストラを結成。前々から話題に出ていた、チャイコフスキーのピアノ協奏曲を演奏しようという運びとなった。
その「話題」というのが、次のようなもの。
2004年
マエストロ小松:(ちょっとお酒が入って)
ねえ、なんでピアニストは、チャイコフスキー
のピアノコンチェルトの3連符の部分を(楽譜
参照)をタラッ、タラッ、タラッ、タラッ、と
早く弾くのかしら?本当は、タラ、タラ、タ
ラ、タラとちょっとよろけた風に、3連符のリ
ズムで書かれてあるのにね。
その場にいた皆:(そのタラタラの言い方があまりにも絶妙
だったので大爆笑)面白い~!
久美: 是非、今度そのように弾いてみましょう!
そして、ヨーロッパとメキシコでの演奏会の後で、もう1か国寄ると航空券が10万円くらい安くなるというので、急遽カナダに遊びに来ることとなったマエストロとこの曲を演奏して遊ぶこととなった。
チューバの奏者が見つからず、ユーフォニアムだったら弾ける、という友人まで引っ張って、なんちゃってオケと、私が拾い調律を10分した小型スタインウェイピアノとで、マエストロをナイアガラ観光に昼間お連れした後、夕刻に皆さんで集まって演奏した。
マエストロ小松の魔法の杖は素晴らしく、練習してから40分くらいで、ここまで仕上がってしまった…。
後日談として、その半年後にチャイコフスキー全曲をグァテマラで演奏する運びとなった。その時のお話はこちら



グァテマラ国立管弦楽団とチャイコフスキーのコンチェルトを弾本番の数時間前
●ラフマニノフ作曲 ピアノ協奏曲第2番 第2楽章
2020年のコロナ騒動のお陰で時間が出来たので、FMラジオ放送用に、まだカナダにいる頃にお遊びで仲間と演奏したものをアップ致します。録音は、ちょうど前の2008年のチャイコフスキーの1年前くらいだったでしょうか?ハープは楽器も奏者も知り合いにおらず、シンセサイザーでハープの音にしてこれまたピアニストの知り合いに弾いてもらった。皆様へのお礼は、自腹を切ってPizzaとソフトドリンク(笑)ピアノはスタインウェイのベビーグランド(笑)でも、録音の後は、みなさんPizzaを食べながら大喜びでした!マイクも1本、ピアノの近くに置いただけだったので、オーケストラとのバランスが少し悪いのが残念ですが、まあ、お楽しみください!